亜鉛めっきとは
英語表記:Zinc Plating
亜鉛めっき(Zn)は、鉄(Fe)素材への代表的な防錆めっきとして広範囲な分野に活用されています。
一般的に電気亜鉛めっきは、めっき後クロメート処理をします。クロメート処理をすることで防錆効果を高め、変色も抑えることができます。
また、6価クロムを使ったクロメートは、皮膜に6価クロムが含有するため、RoHS指令に対応することができません。そこで、3価クロムのクロメート処理が現在の主流になっております。
当社の亜鉛めっき後のクロメートは、全て3価クロムのクロメートとなっております。当社では、アルミニウム素材上に亜鉛めっき〜クロメート処理することができます。
シルベックの亜鉛めっきの特徴
- 鉄素材へはもちろん可能ですが、当社では、アルミニウムなど様々な金属に亜鉛めっきが可能です。
- 当社では、ウィスカの発生がジンケート浴より少ないシアン浴の亜鉛めっき液を使用しています。
- 3価黒クロメートで美麗な黒色外観を提供できます。
- 3価黒クロメート(外観重視仕様)で耐食性 JIS塩水噴霧96時間白錆発生なし
- 3価黒クロメート(耐食性重視仕様)で耐食性 JIS塩水噴霧240時間白錆発生なし
- 3価クロメートで耐食性 JIS塩水噴霧240時間白錆発生なし
- 亜鉛めっき+クロメート全てRoHS指令対応です。
- 工法:バレルめっき(回転めっき)、治具
- 導電性があります。
シルベック事例・用途
- 工作機械用コネクターハウジング(ADC12,ZDC2材)への亜鉛めっき+黒クロメート
- 機械パーツ(ADC12)への亜鉛めっき+黒クロメート
- 他
適応素材
- アルミニウムダイカスト、ロストワックス用アルミニウム、A1000系、A5000系、A6000系アルミニウム
- 亜鉛ダイカスト
- 鉄
めっき加工対応工場
八潮/埼玉 ○対応可能
チョンブリ/タイ ×対応不可
亜鉛めっき耐食性SSTデータ
クロメート (3価クロム系) |
JIS H8610 (白錆発生) |
シルベック (白錆発生) |
外観 |
クロメート | 72h | 240h | 青白系・干渉色 |
黒クロメート (外観重視) |
記載なし | 96h | 黒色 |
黒クロメート (耐食性重視) |
96h | 240h | 黒色だが干渉色が混じる |
*アルミダイカストADC12材でのJIS塩水噴霧試験結果
*母材「鉄」の赤錆発生時間は、亜鉛めっきの膜厚による。
FAQ よくある質問
Q:三価クロムめっきと三価クロメートは違いますか?
Q:電気めっきと溶融めっきとの違いは?
Q:亜鉛めっき後にクロメート処理は必要ですか?
Q:亜鉛めっきに適した部品は?
Q:亜鉛めっき皮膜は厚い方が良いのですか?
Q:亜鉛めっき製品の保管方法は?
Q:アルミ素材に亜鉛めっきはできますか?