アルオンめっきとは
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| アルミダイカスト(ADC12)にアルオンクロムしてカシメした画像。 塩水噴霧試験500時間 白錆発生なし |
アルオンめっきとは「アルミニウム素材への高耐食性めっき」です。アルミニウムは軽量で加工性に優れていますが腐食に弱いという欠点があります。そのため下地めっきで高い耐食性を付与し最上層にさまざまな機能性皮膜を施すことで、アルミニウムの価値を大幅に向上させることができます。
例えば画像の部品は、アルミダイカストADC12素材に下地めっき25μmで最上層にクロムめっきをしてあります。
この製品が求める主な性能要件は以下の3つです。
1.高耐食性:JIS規格の塩水噴霧試験で500時間経過後も白錆が発生しない優れた耐食性
2.寸法精度の保持:高耐食性めっきとしては厳しい寸法公差をクリア
3.カシメ加工への対応:割れや剥離が起こらない耐久性を確保
アルオンめっきはそれら全てをクリアしています。
黄銅素材であれば耐食性が良いので薄膜めっきで対応可能なためクリアできそうなことですが、アルミにすることで軽量化とコストダウンになります。このアルミの価値向上を可能にする一つの方法が、当社のアルオンめっきです。
要求される機能により最上層のめっき種を変えることで装飾性・電気接触抵抗性・はんだ濡れ性・耐摩耗性等々の高い性能を持った高耐食性アルミ部品を作ることができます。
アルミねじに各種バレルめっき

左からスズ(錫)めっき・銀めっき・金めっき・亜鉛めっき黒クロメート
アルオンめっきの特徴
アルミニウムに軽量化と耐食性+目的の機能を付加
- アルミニウムであれば材質を選ばない
- 下地めっきを含め10μm~30μm程度のめっき膜厚で優れた耐食性を確保
- めっき膜厚は目標とする耐食性により調整可能
- 最上層のめっき皮膜は用途(例:ハンダ付け・電導性・耐摩耗性・カシメ性など)に応じてニッケル・錫・銀・金・クロムなど様々な選択が可能
- 形状によりバレルめっきすることで接点痕が無い高機能めっきとコストダウンを達成
- 素材の表面状態を調整することで、光沢めっき外観から梨地調の艶消し外観まで対応可能
PDFダウンロード
印刷可能なPDFをご希望の方は資料ダウンロードページの1.アルミ・アルミダイカストへの表面処理からお申し込みください。
FAQ よくある質問
Q:アルミダイカスト(ADC12)にアルオンクロムめっきは可能でしょうか?
Q:アルミ合金(A5052)にアルオン銀めっきをすることで電気特性と耐食性を確保したいのですが、可能でしょうか?
Q:アルミダイカスト(ADC12)素材をバレルめっきでアルオンニッケルめっきすることは可能でしょうか?
Q:アルミ合金(A5056)素材に最終皮膜で中リンタイプの無電解ニッケルめっきをしたいのですが、可能でしょうか?できる場合どれくらいの耐食性になりますか?
Q:アルミ素材で耐食性とはんだ付け性の両方の性能が欲しいのですが、アルオンめっきでソルダブルニッケルめっきは可能でしょうか?
Q:アルオンめっきとは、なんでしょうか?
Q:アルオンめっきのシステムを売ってもらうことはできますでしょうか?

