アルオンめっきとは
シルベックではめっきについての情報をyoutubeでも配信しておりますので是非ご覧ください
アルミダイカスト(ADC12)にアルオンクロムしてカシメした画像。 塩水噴霧試験500時間 白錆発生なし |
アルオンめっきとは「アルミニウム素材への高耐食性めっき」です。下地めっきで高耐食性を確保して最上層の皮膜により、様々な機能を付加できます。
例えば画像の部品は、アルミダイカストADC12素材に下地めっき25μmで最上層にクロムめっきをしてあります。この製品に求められる機能は3点あり、
①耐食性でJIS塩水噴霧500時間で白錆発生なし
②高耐食性めっきとしては厳しいめっき後寸法をクリア
③カシメで割れないめっき
アルオンめっきはそれら全てをクリアしています。
黄銅素材であれば耐食性が良いので薄膜めっきで対応可能なためクリアできそうなことですが、アルミにすることで軽量化とコストダウンになります。このアルミの価値向上を可能にする一つの方法が、当社のアルオンめっきです。
要求される機能により最上層のめっき種を変えることで装飾性・電気接触抵抗性・はんだ濡れ性・耐摩耗性等々の高い性能を持った高耐食性アルミ部品を作ることができます。
アルミねじに各種バレルめっき
左からスズ(錫)めっき・銀めっき・金めっき・亜鉛めっき黒クロメート
アルオンめっきの特徴
アルミニウムに軽量化と耐食性+目的の機能を付加
- アルミニウムであれば材質を選ばない
- 下地めっきを含め10μm~30μm程度のめっき膜厚で優れた耐食性を確保
- めっき膜厚は目標とする耐食性により調整可能
- 最上層のめっき皮膜は用途(例:ハンダ付け・電導性・耐摩耗性・カシメ性など)に応じてニッケル・スズ(錫)・銀・金・クロムなど様々な選択が可能
- 形状によりバレルめっきすることで接点痕が無い高機能めっきとコストダウンを達成
- 素材の表面状態を調整することで、光沢めっき外観から梨地調の艶消し外観まで対応可能
PDFダウンロード
印刷可能なPDFをご希望の方は資料ダウンロードページの1.アルミ・アルミダイカストへの表面処理からお申し込みください。
FAQ よくある質問
Q:アルミダイカスト(ADC12)にアルオンクロムめっきは可能でしょうか?
Q:アルミ合金(A5052)にアルオン銀めっきをすることで電気特性と耐食性を確保したいのですが、可能でしょうか?
Q:アルミダイカスト(ADC12)素材をバレルめっきでアルオンニッケルめっきすることは可能でしょうか?
Q:アルミ合金(A5056)素材に最終皮膜で中リンタイプの無電解ニッケルめっきをしたいのですが、可能でしょうか?できる場合どれくらいの耐食性になりますか?
Q:アルミ素材で耐食性とはんだ付け性の両方の性能が欲しいのですが、アルオンめっきでソルダブルニッケルめっきは可能でしょうか?
Q:アルオンめっきとは、なんでしょうか?
Q:アルオンめっきのシステムを売ってもらうことはできますでしょうか?