FAQ アルミ化成処理
アルミ化成処理に関するよくある質問をまとめました。
アルミ化成処理 FAQ
A:アロジン処理もアルミ化成処理の一つで商品名ですが、アロジン処理#1000・#1200と書かれている処理は六価クロムを使った化成処理であり、皮膜に六価クロムが含有しますのでRoHS指令に対応できません。当社はアロジン処理代替えに三価クロムを使った化成処理またはノンクロム化成処理をしております。当社のアルミ化成処理は、RoHS指令対応です。アルミ表面を清浄化し、高い耐食皮膜を生成し、アルマイトよりも廉価に処理できます。
A:同等条件で処理した比較データはありませんが、ほぼ同様の性能を持っていると考えられます。シルベック(日本)ではベルスクード、タイシルベック (タイ)ではALT-610とベルスクードの三価クロム化成処理が可能です。長年の取り扱いによる液管理ノウハウを持っておりますので安定して性能を確保いたします。
A:可能です。当社では多くのアルミダイカスト製品に三価クロム化成処理をしております。ダイカストの場合、表面状態(湯ジワ、ピンホールの状態)によりJIS塩水噴霧試験結果は変わりますが、96時間白錆発生なしの実績もあります。
A:W320×D320×H350mm(八潮/日本)
W1250×D430×H730mm(チョンブリ/タイ)
A:アルミ化成処理は、アルミ表面に3価クロムを使った化成皮膜を生成させる処理であり、アルマイトはアルミ表面に電気化学的に酸化皮膜を自ら成長させ生成する処理であります。アルミ化成処理は、化成皮膜により高耐食性を得ることができます。またアルミ表面を清浄化することで塗膜やゴム等との密着性を安定させる性能も持っています。アルマイトは清浄化や高耐食性の他硬さや耐摩耗性・外観などの機能も付加することができます。コストはアルミ化成処理の方が廉価に処理可能です。
A:塗装膜との密着性を安定させる事ができ、耐食性を大きく向上させるので大変マッチングの良い下地処理と言えると思います。その良い例としてカラーアルミ(建築用アルミニウム板材)は塗装前処理としては二つの方法があり一つはアルマイト、一つは化成処理です。化成処理は、ロム酸クロメートまたはリン酸系クロメート処理をしてから各種塗料で塗装します。このクロム酸クロメートがまさに三価クロム化成処理になります。六価クロムを使う処理も現在もあるかもしれませんが、環境と人に優しい三価クロムを使用する方が多くなっていると思われます。
A:八潮/日本(シルベック)では常時処理しておりますので、案件がございましたら是非ご相談下さい。タイ/チョンブリ(タイシルベック)にはノンクロム化成処理はありません。
A:当社の三価クロム化成処理はRoHS指令対応です。MSDS等の提出も対応できます。
A:亜鉛ダイカストであれば直接処理できます。
A:当社がお客様より環境関連のお問合せや証明書の依頼に対応させて戴いているものは以下の通りです。お気軽にお問い合わせください。
- SDS
- chemSHERPA CI
- chemSHERPA AI
- めっき皮膜精密分析データ(ICP等による水銀・鉛・カドミウム・六価クロム濃度分析データ)
- RoHS指令・REACH規制への適合証明書
- めっき・化成処理・アルマイトに使用する薬剤メーカー発行の使用申告書、または不使用証明書
- 金・タンタル・タングステン・錫の紛争鉱物調査
- お客様指定の化学物質リストに対する使用申告書、または不使用証明書