FAQ アルマイト
アルマイトに関するよくある質問をまとめました。
アルマイト FAQ
A:同じです。日本語では陽極酸化処理・英語でアノダイジング( Anodizing)・アルマイトは登録商標Almiteからから由来した言葉です。英語では、Anodic Oxide Coatingと表現される場合もあります。
A:対応しています。
A:可能です。タイシルベックでは、現在もADC12へのアルマイトを毎日処理しております。ADCに特化したラインもあります。
A:出来ません。ADC12はアルマイトすると自然発色してしまいます。ケイ素 (Si)が影響して発色と同時に湯流れによってはムラに見える仕上がりになることもございます。当社では、なるべくそうならない為の処理方法をとる事が可能ですが、完全ではありません。
A:ADC12の場合は、黒色であれば対応可能です。ADC 5またはADC 6であればある程度の色を表現する事が可能です。当社では現在ADC 6材にチタンゴールドカラーを処理しています。
A :可能です。2色アルマイトと言って、一度アルマイトして全体を1色に仕上げます。
違う色を入れたい部分を再切削しアルミを剥き出してその部分だけにアルマイトして別の色にする事が可能です。タイシルベックでは現在黒と赤の2色アルマイトの処理をしております。
A:可能です。加工寸法をそのまま残したい場合などマスキングによりアルマイト皮膜を生成させない事が可能です。当社ではマスキングにシリコンゴム・テープ・印刷・マスキング液などから選んでマスキングします。
A:可能です。当社では2000系・7000系にもアルマイトしています。
A:不可能です。アルミニウムは柔らかい金属で曲げ加工をしやすい金属ですが、アルマイトすることで表面が硬くなり曲げた部分が割れてしまいます。割れが認められれば可能です。
A:アルマイトの硬度は、5μmでも50μmでも硬さは変わりません。しかしビッカース硬度(Hv)を測る場合は、マイクロビッカースでも20μm以上の厚みが必要です。何故ならばアルマイト皮膜の硬度は、アルマイト皮膜の断面に対して計測する為です。ビッカース硬度はダイヤモンドを落として付いた跡の大きさを測って硬度を決定いたします。アルマイト皮膜に20μm厚みがないとその断面にダイヤモンドを落とした跡の大きさを測る事ができない為です。
A:可能です。アルマイトは材質にもよりますが厚みを出すと光沢感が落ちてしまう事が多いです。当社ではアルマイト工程条件を光輝アルマイトにすることや、前処理として化学研磨工程を保有しているので、アルマイト前にこの工程を通す事で光輝アルマイトを提供できます。
A:可能です。当社では前処理として化学梨地工程を保有しているので、アルマイト前にこの工程を通す事でつや消しアルマイトを提供できます。
A:可能です。製品形状や要求内容によっては、サプライヤーで処理することもあるかもしれませんが、それぞれの御要求にお応えできます。
A:A1000系やA5000系です。アルミニウム純度の高いものが硬い皮膜を得られます。
続いてはA6000系。ADC材の中であればADC5・ADC6となります。
A:当社がお客様より環境関連のお問合せや証明書の依頼に対応させて戴いているものは以下の通りです。お気軽にお問い合わせください。
- SDS
- chemSHERPA CI
- chemSHERPA AI
- めっき皮膜精密分析データ(ICP等による水銀、鉛、カドミウム、六価クロム濃度分析データ)
- RoHS指令、REACH規制への適合証明書
- めっき、化成処理、アルマイトに使用する薬剤メーカー発行の使用申告書、または不使用証明書
- 金、タンタル、タングステン、錫の紛争鉱物調査
- お客様指定の化学物質リストに対する使用申告書、または不使用証明書